5Gが普及したら、光回線はどうなるのでしょうか?
この疑問についてみていきます。
現在ニュースでは
5Gという言葉が盛んに出てきます。
ニュースを追うと、
5Gは光回線よりも高速で
最先端のインターネットが出来る技術
というイメージがわきます。
5Gがあれば光回線の
インターネット通信はいらなくなるのでは?
という考えが出てきますが、そんなこともありません。
それぞれにはメリットとデメリットがあります。
特に重要な事は、
インターネットの通信が安定しているかどうか。
今回は5Gと光回線の比較について触れてみようと思います、
5Gとはそもそもどういうもの?特徴は?

5Gとは
「第5世代通信システム(5th Generation)」
を意味します。
第5世代である5Gは、支えよう!と掲げている
ネットワークの範囲が広がっている事を感じさせられます。
ちなみに2022年3月現在、主流である4Gは第4世代。
4G・5Gはこんな風に言われています。
範囲が広がっていますよね^^
5Gは高速で大容量、低遅延、多数同時接続
という3つの特徴があります。
高速で大容量
5Gの特徴の一つに高速で大容量の通信があります。
4Gは1Gbpsですが
5Gは最大20Gbpsの速度を実現できます。
つまりこれは、
2時間の映画を3秒でダウンロードできることを指します。
そのためYouTubeなどの動画サイトでは遅延なく視聴できるのです!
低遅延
5Gの特徴として低遅延があります。
音声通話やビデオ通話時に遅延がなくなり
スムーズなやり取りが実現できます。
あと遠隔でもリアルタイムに
無人重機やロボットなどの操作ができるようになります。
多数同時接続
5Gの特徴として多数同時接続があります。
4Gはスマホ接続がメインで
他ではあまり使われていませんでした。
しかし5Gでは、
スマホとパソコンだけでなく
テレビやビデオ、スマート家電など
あらゆるネットワーク機器に同時に接続できるようになります。
5Gと光回線を比較するとどんな差があるの?

これまでは5Gのメリットを挙げてきました。
ここからは、5Gと光回線を比較したときに、
光回線の方が有利な点をみていきます。
定額で使い放題かどうか
光回線のメリットは定額で使い放題という事です。
頻繁に使用してもデータ量を気にすることなく使用できます。
例えばDocomoでは
「5Gギガホ プレミア」という
月間データ容量無制限を唱っているサービスがあります。
ただし、月額料金がかなり高額。
細かい制約があったりする上に、
ユーザーが増えればいつまでも容量無制限でいられるかが不明です。
対して、5Gで月額料金が安いプランにすると
使用できる通信量は限られてきます。
YouTubeなどの
インターネット動画を閲覧したりすると
あっという間に通信制限に引っかかってしまいます。
有線接続
光回線のメリットとして有線接続によって
安定したインターネットが使用できる点があります。
5Gは無線通信なので障害物に非常に弱く、
環境によっては5Gに接続できないケースも発生します。
対応エリア
5Gは現在のところ、
対応エリアに限りがあるというのが現状です。
その理由ですが、
5Gは障害物に非常に弱く、
壁とかで電波の強さが落ちてしまう事です。
基地局をかなり増やさないと安定しないのですが、
5Gは電波干渉がひどく安易に基地局を増やすのは難しいです。
2022年1月には5Gの電波が
航空機の高さを測定する電波高度計に干渉し、
世界の航空会社で、米国への一部のフライトを欠航したというニュースがありました。
そのため現在は、どの環境でも
5Gが対応できるというわけではないですね。
光回線は電波干渉しないですし、
現在は全国各地に普及しているため
光回線が使えないエリアの方がかなり限られています。
まとめ
今回は5Gと光回線についてみていきました。
- 5G登場で、安定させたいネットワークエリアが広がった。
- 5Gの特徴は、高速で大容量、低遅延、多数同時接続。
- 光回線も5Gと比較するとまだまだメリットがある。
5Gは最新の技術ですがまだまだ発展途上の点が多いです。
特に2022年1月の米国へ
飛行機のフライトが欠航した事は大きなトラブルでした。
5Gが安定するには
まだまだ時間がかかりそうですので
光回線の需要は続くと思われます。
5Gと光回線には
それぞれメリットとデメリットがありますので
用途に合わせて使用する必要があると思います。