海洋学の教授が言うには、日本は沈没しない!とのことですが…。
そもそも1970年代、化学の進歩にともない大気の仕組みについて理解が進むにつれて、地球温暖化が深刻な問題として注目されました。
そして1985年にオーストリアのフィラハで開催された「地球温暖化に関する会議」がきっかけで二酸化炭素による温暖化問題が大きく取り上げられるようになります。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の知見では、世界平均気温が、過去100年で0.74℃上昇していて、これに伴い平均海面水位は17㎝上昇、さらに万年雪や氷河、氷床が広範に渡り減少していることが認められたとのことでした。
このことから、地球の海面は上昇しているのも明らかですし、遠い未来には日本沈没するんじゃないかと不安になってしまいますよね。
また、夏場の気温が高すぎることで、農作物では白未熟粒胴割粒が発生したり、虫による被害も増え、お米の収穫量が減ったり、トマトやみかんにも被害が出ている…。
海洋でも、水温の気温が上昇したことで北方系の種の減少、南方系の種の増加が見られると環境省地球環境局に報告が上がっているそうです。
これだけの影響が出てますから、日本では様々な対策を行ってきました。
2021年4月には「2030年の温室効果ガス削減目標を、2013年比で46%とし、同時に50%の高みに挑戦する」と菅元総理大臣が発表してましたね。
地球温暖化の果に日本沈没説⁉︎本当なの?何故なの?
日本が沈没するのは遠い未来です!
地球温暖化と言うと、今、ドラマにもなっている「日本沈没」説が気になるところです。
本当に遠い未来で日本は沈没してしまう?
実際、この100年で平均海底水位は17㎝上昇していると発表がありましたが、遠い未来にはどうなっているのでしょう?
北極や南極の氷床が融けて海面の水位が上昇することで「日本は沈没するかもしれない」と考えられています。地球の構造上、海水の重さで地殻が沈み、今世紀末までに3メートル程度海面が上昇すると予想されています。
3メートルの上昇ですから『水没』といった方がしっくりきますね。
神戸大学海洋底調査センター客員教授 巽教授のお話しでは、
「日本列島は、軽い「大陸地殻」でできていて、今後、大陸地殻がどのように造られ成長するか、地球進化の観点も踏まえると日本沈没は起こりうる。」
との見解を示しています。
このことからみても、沈没は確実ではないようです。
…ちょっと、この記事を書きながら安心しました。
地球温暖化によって日本はどれくらい被害を受けるの?
洪水の心配や渇水の心配も⁉︎
地球温暖化によって予想される影響はさまざまです。
普段何気なく耳にしているニュースの中にも「地球温暖化の影響」と思われることはあります。
例えば、大雨。
近年、大雨の日が増えている傾向にあるのはお気付きの方も多いと思います。
テレビでも毎年のように土砂災害のニュースが報じられていますね。
また、海洋では今まで獲れていた魚漁獲量が減ってきていたりしてます。
これも地球温暖化により海水の温度が上がったことが原因と考えられています。
気温が上がれば、農産物にも新たな病気の影響が出て収穫量も減り、大雨が増えても、冬の山間部の降雪量は減っていますからダムの貯水量減り、水不足の心配出てきています。
まとめ
地球温暖化の影響で農産物には新たな病気の心配が生まれ、大雨の影響で土砂災害や洪水による被害、降雪量が減ったことによる渇水。
温暖化による影響はでてきていますが、人類は非常に逞しい生き物だと私は思っています。
コロナ禍の今も、ワクチンの開発も早く、外出が出来なければ、それなりの楽しみ方を、出勤できなければリモートで、という具合に「愚痴」を言いながらも、その環境に適応していこうとしていますね。
人は逞しい生き物だからこそ、常に対策を考え行い進み続けてくのでしょう…。