飯能河原では
2022年4月21日〜5月8日までの期間、
バーベキューを希望する訪問者には
有料でスペースを提供するという内容の実証実験が行われました。
飯能河原は無料で利用できくなってしまうのでしょうか?
早速見ていきます。
飯能河原でバーベキュー!ずっと有料化?そもそもどんな実験だった?

飯能河原が今後有料化になるかどうか、
今のところ、その後についてはまだ方針は出ていない状況です。
しかし、今回の実証実験を経て
恒久的な有料化に踏み切る可能性は高い
と言えるかもしれません。
人気のバーベキュースポット「飯能河原」
飯能河原は埼玉県飯能市、入間川沿いにある場所にあります。
「駅から徒歩で行ける無料バーベキュー場所」
「河原バーベキューの聖地」
とも称されるバーベキューの人気スポットです。
西武池袋線 飯能駅より、数百mという場所に位置しています。
駅近くと思えないほどの
自然環境に恵まれた場所で、
毎年多くの人がバーベキュー目的に訪れていました。

駅近って、本当に便利でありがたい。
利用マナーの悩みから「有料化の実証実験」に踏み切る
しかし多くの人が訪れるということは
同時に地域住民にとっては、悩みの原因ともなりました。
- 渋滞を引き起こすといった交通事情
- バーベキューの煙が家に流れてくる
など、被害に悩まされることでもありました。
また訪れる方全てがマナーの良い人とも限りません。
後始末やトラブルなどにも長年悩まされていた経緯があります。
このような事態を重くみたのが、
バーベキュー場のある埼玉県飯能市奥むさし飯能観光協会、
そして川を管理する埼玉県です。
悩みの改善のための1つとして、有料化の実証実験を行ったのです。
今回の実験の目的は、利用マナー遵守などでした。
利用する場合は
奥むさし飯能観光協会のホームページから
オンラインで利用5日前までに申し込みが必要。
予約後3日後程度でSMSで確定通知が来て初めて利用可能となります。
利用詳細は、
- 利用枠は1日あたり50枠、1枠は最大6人迄。
- グループで申込の場合は最大3枠・18人までの制限。
- 利用料金は一人当たり1,000円で現地での現金支払いのみ。
- 小学生以下は無料(利用者数にはカウントされる)
というシステムとなっています。
なお、枠に空きがあれば当日でも利用ができるそうですよ。
さて、有料スペースでバーベキュー!のシステムに切り替わるであろう今後の飯能河原。
無料スペースがあるようですが、どのような感じなのでしょうか?
飯能河原でバーベキュー!無料スペースはどんな感じ?BBQは出来る?

無料スペースは「親水エリア」と呼称され、
テントなども設置することが可能です。
元々は河原であることからも水遊びに来る訪問客も多く、
バーベキュー・水遊び療法が楽しめる場所としても人気でした。
バーベキューではなく純粋に水遊びを楽しみたい、
という方には、無料スペースで今まで通り楽しむことができます。
無料スペースとなる親水エリアは火気使用禁止です。
ただ、電気ケトルや小型バーナーなどでお湯を沸かすことは認められます。
インスタントラーメンやコーヒーなどを作る行為は問題なしとなります。
ただ、残念ながら火を大量に使う
バーベキューに関しては行うことができません。
さて、飯能河原の無料スペース、
有料スペースの違いについて
他のことについても調べてみましたのでご紹介していきます。
飯能河原でバーベキュー!無料スペースと有料スペースの違い

スペースの違いがあると言えども、元は河原の広い場所。
コンクリートなどの壁を作って区切るには
費用もかかりますし何よりも景観破壊につながりかねません。
有料・無料を区切るためにとられたのは、
工事現場でよく使われるようなカラーコーンでの仕切り方法でした。
有料エリアと無料エリアは隣接せず、若干離して区切られています。
有料エリアは
一人当たり1,000円の利用料を払うと、
バーベキュー・焚き火・バーナーといった
火器からホットプレートなどの調理家電まで使うことができます。
また有料エリアでは
入場時にゴミ袋が渡されますので、
利用後は発生したゴミを袋に入れ
敷地内にあるゴミ回収エリアに廃棄することを義務付けられます。
また親水エリア利用者に対しても
有料(500円)でゴミ回収を実施しています。
バーベキューの後に悩ましいのはゴミの問題。
有料化に伴ってエリアを区切り、
ゴミの回収も有料で行うことで
美観を保つ取り組みは正解ではないかと思います。
まとめ
今回の有料化には賛否両論が出ています。
ただし長年、
一部の心無い利用客などによって
県や市、近隣を悩ませていた問題であることも事実でしょう。
1,000円が高いのか安いのか、
予約方法の便利さなど、
様々クリアせねばならない問題はあるでしょう。
大勢が訪れることによって
潤っていたお店などもあったことと思います。
しかし最も大事なのは環境ではないでしょうか。
よき景観を残すためにも
断腸の思いで今回の政策を取られたはず。
有料化によって、
環境を利用できることへの感謝とともに
地域の方たちへの配慮の気持ちを
少しでも感じることができれば、
色んな人が楽しく利用できるのでは?と感じます。