熱中症対策キットとは、「熱中症用の救急箱」と言えるものです。
熱中症の応急処置品が一つにまとめられた持ち運びに便利なよう、必要なものがまとめられています。
中身は製造元によってさまざまですが、主には以下のものが含まれます。
- 瞬間冷却材
- 水・電解質(パウダー状)
- タオル
あとは塩タブレットであったり、うちわや扇子といった簡易的に風を送り込むものであったりと様々ではありますが、価格面もピンからキリまで。
何を購入すれば良いのか悩ましいところですよね。
そこでお薦めするのが「ミドリ安全」社の販売する熱中症対策キットです。
その理由はなぜなのか、詳しく説明していきましょう。
熱中症対策キット「ミドリ安全」キットがおすすめできる理由!

ミドリ安全の「熱中症対策キット」がおすすめできる一番の理由は、ポイントを押さえた必要最低限ものかつ、コンパクトで持ち運びに便利なところです。
これが実現できるのもミドリ安全株式会社が、安全に関する専門家として長年蓄積された知恵がかかせません。
ミドリ安全株式会社は安全衛生用品のプロ
ミドリ安全株式会社は1952年に創立された、安全衛生に関する用品を専門的に製造販売する企業です。
安全衛生業界では国内最大であり、工場で使う安全靴や作業着といった品目でも高いシェアを誇っています。
2011年の東日本大震災以降、日本国内でも防災備蓄意識が非常に高まっておりますのでCMなどでも同社を見かけるケースも増えているかと思います。
何よりも長年、建築現場や工場などといった危険が伴う場所での作業に特化した用品を開発製造してきたその知見は揺るぎない安心感があるのではないかと思います。
そのためにキットの中身も必要最低限ながら、ポイントを押さえたものでコンパクトにまとめられ持ち運びに便利、といった特徴が挙げられるといえます。
その中身は以下の通りです。
- 瞬間冷却材 4袋
- 経口補水レスキューパウダー 1袋
- ミニ体温計 2個
- 保存水500ml 1本
- 圧縮タオル 2枚
- 扇子 1本
- ガイドブック 1冊
標準販売価格は5,680円となっており、応急処置用としては高くもなく安くもなくで手頃な価格と言えるのではないでしょうか。
なお、保存期間は冷却材・レスキューパウダーが約2〜3年となりますので入れ替えは忘れないようにしたいところです。
それら冷却材・パウダーそして水の三点セットが「消耗品セット」として購入できるところも選定ポイントの一つと言えるかと思います。
さてキットの選定は良しとして、いざというときに使用するのは人間ですよね。緊急時に使い方をわからなければ下も子もありません。
熱中症対策キットの使い方を学び、緊急時に活用できるようにしておきましょう。
熱中症対策方法を知るべし!熱中症対策キットを上手に活かせるコツ

まずは患者を直射日光の当たらない涼しい場所に連れていき、服のボタンを外すなどや場合によっては服を脱がしこもった熱を逃すことが第一です。
その後に各グッズを以下の通りに使用します。
瞬間冷却材
袋のまま叩くことで、一瞬にして冷たくなり氷嚢の代わりとなります。
これを首の下、両脇、太ももの付け根といった太い血管が通る場所に当てて体温を下げます。
水・電解質(パウダー状)
熱中症になった人体は水分と電解質、大まかにいえば塩分が不足している状態となっています。
スポーツドリンクは両方を補給可能な応急処置剤として高い効果がありますが、長期保存には向いていません。
そのために長期保存可能な水と粉状の電解質が入れられています。これらをその場で混ぜ合わせ、患者に与えましょう。
しかしあくまで患者本人が自力で飲める場合に限ります。自力で飲むのが困難な場合はすぐに救急車を呼びましょう。
💧OS-1 オーエスワン 経口補水液💧
— Ruru♛ (@Ruru41702684) June 4, 2022
水だけ飲んでも体には吸収しません
水だけ大量に飲んだ場合は逆に外に水分を出そうとします
そんな時に、電解質(ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムなど)
が入ったOS-1を飲めば体内に吸収してくれます♪#熱中症対策
タオル
水に濡らし体に当てて体温を下げる役割を果たします。
持ち歩いているようで意外と大きめのものは持ち歩いていないもの。体を冷やすための大きめのものが入っています。
扇子
熱のこもった服の内部に風を送り込み、体温を下げる役割を果たします。
同封の体温計で体温をこまめに測りながら適宜風を送り込みましょう。
熱中症予防ガイドブック
またガイドブックは「東京中央労働災害防止協会」の発行する熱中症予防に関しての冊子で、緊急時に手元にあると重宝するものです。
何事も初動は大事、突然襲い掛かる災害にも適切に対応できるよう、常時熱中症対策キットは目につくところに置いておくことが重要であると言えるでしょう。
まとめ
いざ熱中症を目の当たりにした場合、まずは身近にいる人間が介抱をすることとなりますが何をどうすれば・・・と狼狽えてしまうことも考えられます。
熱中症リスクの高い職場ほど、日々の体調チェックから熱中症の対策、そしていざ直面した場合の対処方法についての定期的な講習は重要となります。
そして最も重要なのが応急処置品となりますし、必要なものがコンパクトにまとめられた熱中症対策キットは人命を繋ぐものとなるでしょう。