芋煮会
芋煮会をご存知ですか?
芋煮会というのは、青森県以外の東北地方で行なわれる季節行事です。
何を行なうのかというと、秋になると人々が集まり里芋を使った鍋料理などを作って美味しく食べます。
秋の恒例行事である日本一の芋煮会フェスティバルではなんと直径50センチの巨大鍋で里芋3t、牛肉1,2tにネギが300本が煮込まれました。想像をはるかに絶する規模ですね!
芋煮の簡単なレシピ
芋煮の簡単なレシピを紹介します。
■ 材料(4人分)
・牛肉250g ・里芋600g ・大根200g ・きのこ100g ・こんにゃく250g ・長ネギ1本 ・だし昆布 ・酒1/4 ・砂糖大さじ3 ・醤油大さじ4
■ 作り方
①大根はいちょう切り、こんにゃくは1口大で水洗いをする。
②鍋切った大根と水を入れて煮だったらこんにゃくを入れてさっと茹でて茹で汁の完成。
③皮を剥いた里芋に塩をふって水洗い。
④長ネギは斜め薄切り、キノコは小房に分けておく。
⑤鍋に湯4と1/2カップを入れて沸騰させる。だし昆布と②と③を入れて再び沸騰させる。
⑥沸騰したら酒を入れて牛肉を入れる。アクがでたらアクをとって弱火で6分煮る。
⑦砂糖と醤油を入れてキノコ、ネギを入れて蓋をして8分煮たら完成!
芋煮、山形のソウルフード!
まさにソウルフードとも言える大鍋で作られる山形の芋煮はなんと初ギネスに挑戦しようと意気込んでいます。
山形ではなんと「芋煮会何回やった?」が挨拶のようにかわされるそうです。
山形風の芋煮を美味しく食べるコツには水から里芋を煮るのですが、その時に肉と調味料の半分をはじめから入れて下味をつけておく事がベストだそうです。
また、こんにゃくはちぎっていれるのだそうです。
山形風の芋煮の作り方を紹介します。
■ 材料
・里芋1kg ・牛バラ肉600g ・こんにゃく1枚 ・長ネギ2本くらい ・醤油90ml ・酒40ml ・砂糖90g ・水1800cc
■ 作り方
①皮をむいた里芋を一口サイズに切る。こんにゃくも食べやすいようにちぎる。長ネギは斜め切り。
②鍋に里芋とこんにゃく、水を入れて火にかける。醤油、酒、砂糖、牛バラ肉を半分くらい入れて調味料で味を整える。
③里芋が煮えたら牛バラ肉をすべて入れて味を整えたら更に煮る
④最後に長ネギを入れて1煮立ちさせたら山形風の完成です!
芋煮、東京でも食べられている
芋煮というものを聞いた事がない、聞いた事はあるけれど食べた事がないといった方も多いですよね。実は、東京でも芋煮は食べられます。
東京で芋煮が食べられるおすすめのお店を紹介します。
①こあら(東京都中野区本町3-11-9 コートダジュール1F)
山形の里芋を使用していて山形風芋煮に近いと思います。
営業は月曜日から金曜日は18時から翌日の3時、土曜日は17時から翌日の3時、日曜日は17時から翌日の1時までです。
居酒屋感が強いですが郷土料理もやっているお店です。
②赤坂あじさい(東京都港区赤坂3-15-4 ネピロード赤坂B1F)
ここの芋煮は味噌味です。ランチタイムもやっていてお弁当も販売してくれます。
営業時間は、ランチ11時30分から14時ディナーが17時30分から23時です。
③北国酒場 んだんだ(東京都新宿区新宿3-6-11 庄助ビル2F・3F)
芋煮は勿論、東北の郷土料理が多くて美味しいです。
営業時間は、月曜日から木曜日と日曜日が11時30分から24時、金曜日と 土曜日と祝日前が11時30分から5時までです。
3箇所紹介しましたが東京には芋煮が美味しいお店がまだまだ沢山ありますよ。
芋煮、仙台は豚肉と味噌がベース
仙台の芋煮は豚肉と味噌がベースです。山形とは違い野菜や肉が多く入っているのが特徴的です。
仙台風芋煮の基本的なレシピを紹介します。
■ 材料
・里芋1人100gから200g ・豚肉1人100gから200g ・こんにゃく1枚 ・木綿豆腐1丁 ・しめじ適量 ・野菜(ネギ、人参、白菜、大根、ごぼう、竹の子、玉ねぎ等) ・調味料(味噌、酒、生姜等)
■ 作り方
①鍋に水を多めに入れて豚肉、こんにゃく野菜の根菜類と調味料を入れて煮る。
②アクが出たらアクを取る。
③しめじと残りの野菜を入れて煮立ったら味噌を加える。
④完成!
山形の醤油ベースも美味しいけれど味噌もとても美味しいですよ。