一般的なシティサイクル(ママチャリ)などは
自転車のインチをそこまで気にしなくても、
その場で試乗購入しても意外と合うものが多いです。
ただ自転車の種類が、
- マウンテンバイク
- ロードバイク
- クロスバイク
などに変わる場合、自分の身体に合ったサイズを選ばないと大変です。
乗り心地が悪いと感じてきたり、
しまいには身体を痛める事態になりかねません。
せっかくちょっと高めの自転車を買っても、
乗らなくなっちゃうんじゃ凄くもったいないです。
そこで今回は、自分に合うサイズを見つけるために
自転車のインチの調べ方についてまとめてみました。
すぐ分かる自転車のインチの調べ方。身長に合うサイズの基準は?
自転車のインチはその自転車のタイヤの横側を見ることで確認できます。
自転車は一度買えば長く乗るもので、
頻繁に買い替えをすることは少ないと思います。
そのため何インチの自転車が
自分に合っているのかを判断するのが難しく感じますよね。
例えばタイヤに、
「24 13/8」と記載されていれば24インチ、
「26 13/8」と記載があれば26インチを表しています。
自転車を購入する際に
ネットで調べたり店頭に赴くと、
インチごとにサイズが分かれているのを目にしますね。
購入時の判断基準となる各インチ表記は、
自転車自体のサイズではなくタイヤの直径を表しています。
【サイズの一般的な認識】
■ 1インチは、2.54cm。
- 26インチ以上 … 一般的には大人向け
- 20〜24インチ … 子供向け
- それ以下 … 幼児向け
インチが目安の場合もある
お店では、フレーム自体が
大人向け・子供向けとしていたり、
同じインチでもメーカーによって
サドルの高さが異なっていたりサイズは多種多様です。
実際のところは
各インチ数に基づき自分に合うサイズを絞り込む、
という流れで購入に踏み切るというケースが大半です。
そんな自転車のインチ表記、
規格としては絶対的なものと思われますが
実は自転車の種類によって大きさが異なることがあります。
自転車のインチは種類によって規格が違うって本当?
自転車には、二つの規格が設けられています。
WO規格とHE規格です。
WOはイギリス(フランス)発祥の規格で、
ワイヤードオン(Wired On)の略です。
シティサイクル(ママチャリなど)やロードバイク系は、
主に軽快車の分類でWO規格にあたり、
現時点で、国内約80%だそうです。
HEはアメリカ発祥の規格で、
フックドエッジ(Hooked Edge)の略です。
マウンテンバイク(MTB)など小径車は、
HE規格にあたり、現時点で、国内約20%のようです。
へぇ~。発祥地が違うんだねぇ。
HE規格は荒野を走り抜けても大丈夫なように
タイヤ幅を太くしたものがメインなんだよ。
アメリカ発祥らしいかもね。笑
でも、発祥地の違いだけが違うってことなの?
お、いいとこ気づいたねぇ。
実は2つの規格、タイヤとホイールの構造が違うんだ。
DIYするなら、特に規格に気を付けて
部品を個別で購入するならば、特に規格に注意しましょう。
両規格は、どちらもタイヤ横を見ることで
そのインチサイズを知ることができます。
表記は、WO規格なら分数表記、
HE規格なら小数点表記になっています。
例えば、20インチ時は
WO規格が20×1−3/8、HE規格では20×1.75と感じです。
表記から一見同じタイヤサイズに見えるものの、
本質的にタイヤの種類が異なるので互換性は全くありません。
そのため修理をDIYで行うときなどは、
異なった規格の部材を購入しないよう注意が必要しましょう。
第3の規格「ETRTO」
一般消費者泣かせの自転車のインチ表記。
近年では「ETRTO」と呼ばれるタイヤ内径を
数値で表す第3の規格ができており、
修理時の基準として使われています。
外径の違いが判別できなくても、
内径が合致すれば大丈夫なので
混乱を避けることができますね。
規格ごとの違いは、特に修理時に関わってくることです。
しかし、実際の購入時には
さほど規格の違いは影響を与える要素とはならなそうです。
続いて、各インチがどの身長にあたってくるのか
基準についてご紹介していきます。
自転車はどのインチだとどの身長が基準になるの?
各インチの適応身長の目安は以下の通りです。
14インチ : 95cm〜105cm
16インチ : 100cm〜120cm
18インチ : 105cm〜125cm
20インチ : 110cm〜135cm
22インチ : 115cm〜145cm
24インチ : 120cm〜150cm
26インチ : 140cm〜170cm
27インチ : 150cm〜180cm
24インチまでは概ね幼児〜子供向けのサイズと考えることができますね。
特に子供は転倒などの危険性を考えると
体に適したサイズとしたくなりますが、
成長も早いので頻繁に買い替えるのも避けたいところ。
そうなればどのサイズとするかに非常に悩むことと思います。
対して大人向けは26インチ以上が
基準となってくると考えて良いでしょう。
大人は身長が伸びることも
まずありませんので頻繁に買い替えることもなし。
そのためにサイズを目安とした上で、
機能面や使用する目的に合わせること。
この点を心掛けて、購入する自転車を決める、
といった選び方が良いでしょう。
まとめ
一度購入すれば長く乗り続けるのが自転車の特徴。
しかし一般的な使用では、
購入頻度が少ない分、
どれを基準に購入すればいいのか悩みますよね。
各インチが主な判断基準となりますが
あくまで基準のひとつ。
自分で運転するものであるだけにも
やはり現物を確認し吟味した上で
購入することが正解、と言えるのではないかと思います。