SUPって面白そうだけど、「SUPは嫌われる」「サーファーに迷惑がられる」と聞くと、始めるのをためらってしまいますよね。
せっかく海で楽しむなら、周囲の人とトラブルにならず、気持ちよく遊びたいものです。
結論からいうと、SUPというスポーツそのものが嫌われているわけではありません。
SUPが嫌われる原因になりやすいのは、波を何本も取ってしまったり、前乗りをしたり、混雑した場所で周囲との距離を取らなかったりといった行動です。
サーファーや他の海の利用者に配慮し、地域ごとのルールや安全上の注意を守れば、SUPは初心者でも楽しめる魅力的なマリンスポーツです。
この記事では、
- SUPが嫌われる理由
- サーファーとのトラブルになりやすい行動
- SUPは勝手にやっていいのか
- SUPをするときに守りたいマナー
- 初心者が知っておきたい危険性
- SUPの楽しみ方
について解説します。
これからSUPを始めたいけれど、「嫌われたらどうしよう」と不安に感じている方は、ぜひ参考にしてください。
SUP(サップ)が嫌われるのはなぜ?主な理由を解説

SUPはボードの上に立ち、パドルを使って水面を進むマリンスポーツです。
海の上を散歩するように楽しめる一方、サーフィンと同じ場所でSUPサーフィンをすると、サーファーとの間でトラブルが起こることがあります。
特に嫌われる原因になりやすいのが、波の取り方や周囲への安全配慮です。
どのような行動が問題になりやすいのか、具体的に見ていきましょう。
SUPは波を取りやすく「独占している」と思われることがある
SUPは立った状態で海を見るため、座ったり寝そべったりして波を待つサーファーよりも、遠くから波を確認しやすいという特徴があります。
さらにパドルを使って進めるので、状況によってはサーフボードより早い段階から波に乗ることもできます。
そのため、SUPで次々と波に乗ってしまうと、
「SUPばかり波を取っている」
「サーファーに全然波が回ってこない」
と思われてしまうことがあります。
たとえ本人に悪気がなくても、同じ場所にいる人から見ると「波を独占している」と感じられる可能性があるのです。
SUPに慣れて波を取りやすくなったときほど、周囲の人にも波を譲る意識を持つことが大切です。
前乗りや横取りをするとサーファーとのトラブルになりやすい
サーフィンには、同じ波に乗る人同士が安全に楽しむためのルールやマナーがあります。
その中でも注意したいのが「前乗り」です。
すでに波に乗っている人がいるにもかかわらず、その人の進行方向へ後から入ってしまうと、接触事故につながる可能性があります。
SUP初心者の場合、
「どちらが優先なのか分からなかった」
「波に乗ることに夢中で周囲を見ていなかった」
ということもあるでしょう。
しかし、ボードの大きなSUPで前乗りをすると、サーファーに恐怖を与えてしまうこともあります。
自分が波に乗れるかどうかだけでなく、すでにその波に乗っている人がいないかを確認することが重要です。
判断に自信がないうちは、混雑したサーフポイントを避け、インストラクターや経験者からルールを教わると安心です。
大きなSUPボードが「危ない」と思われることがある
SUPのボードは、一般的なサーフボードと比べて大きく、浮力もあります。
初心者でも立ちやすいというメリットがある反面、コントロールを失ったときには周囲へ危険を与えてしまう可能性があります。
特に波のある場所では、転倒したあとにボードが流されたり、他の人の方向へ向かったりすることも考えられます。
サーファー側からすると、大きなボードが近くにあるだけで、
「ぶつかってきたら怖い」
「ちゃんとコントロールできているのかな?」
と不安に感じることもあるでしょう。
だからこそ、SUPでは自分が楽しむことだけでなく、周囲から見ても安全だと思ってもらえる距離を取ることが大切です。
SUPはサーファーから見え方・目線が違う
SUPでは基本的にボードの上に立っています。
一方、サーファーは波を待っているとき、水面に近い低い位置にいます。
この目線の違いによって、お互いの距離感や進行方向を読み違えてしまう場合があります。
SUP側では十分に距離を取っているつもりでも、サーファーからすると、
「かなり近くにSUPがいる」
「こちらに向かってきているように見える」
と感じることもあります。
違う種類のマリンスポーツが同じ海域を利用するときは、相手も自分と同じ感覚で周囲を見ているとは限りません。
「相手から自分がどう見えているか」まで考えることが、トラブル防止につながります。
混雑したサーフポイントに入ると嫌われやすい
SUPはボードが大きいため、混雑している場所ではどうしてもスペースを取ります。
そこへSUPが何人も入れば、周囲のサーファーから「狭い」「危ない」と感じられることもあるでしょう。
さらにSUPは波を早く見つけやすく、波にも乗りやすいため、混雑した場所で次々に波を取れば、不満を持たれやすくなります。
SUP初心者であれば、最初から多くのサーファーが集まる場所へ入る必要はありません。
できるだけ人の少ない場所を選び、周囲と十分に距離を取った方が自分自身も落ち着いて練習できます。
波に乗っているサーファーの進路を塞ぐと危険
海では、自分の進む方向だけを見ていればいいわけではありません。
特に注意したいのが、すでに波に乗っているサーファーの進行方向です。
SUPで沖へ向かっている途中に、波に乗っているサーファーの前へ出てしまえば、相手が避けきれず接触する可能性があります。
波に乗っている人は高速で移動することもあります。
そのため、相手がどこへ進もうとしているのかを確認し、その進路へ入らないことが重要です。
迷ったときは無理に進まず、一度止まって周囲を見るくらいの余裕を持ちましょう。
結局SUPそのものが嫌われているわけではない
ここまで読むと、
「やっぱりSUPって嫌われるの?」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、SUPをしているだけで嫌われるわけではありません。
問題になりやすいのは、
- 波を何本も独占する
- 前乗りや横取りをする
- 混雑した場所で周囲との距離を取らない
- 他の人の進路を塞ぐ
- ローカルルールを無視する
- 安全にボードをコントロールできない状態で無理をする
といった行動です。
これはSUPに限った話ではありません。
海ではサーフィン、ボディボード、釣り、海水浴、船など、さまざまな人が同じ場所を利用しています。
だからこそ、自分たちだけが楽しめればいいのではなく、周囲への配慮が必要です。
ルールを守り、譲り合いながら楽しめば、SUPは決して「嫌われるためのスポーツ」ではありません。
むしろ初心者でも水上散歩やヨガ、釣りなど幅広い楽しみ方ができるのがSUPの魅力です。
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SUPは勝手にやっていい?始める前に確認したいルールとマナー
SUPを始めたい方の中には、
「ボードさえ買えば好きな海で勝手にやっていいの?」
と思う方もいるでしょう。
SUPを楽しめる場所は数多くありますが、どこでも自由にSUPをしていいとは限りません。
場所によって禁止区域や利用ルールが設けられていたり、海水浴エリアや航路などSUPに適さない場所があったりします。
初めて行く場所では、事前確認をしてから楽しむようにしましょう。
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SUPできる場所か事前に確認する
まず確認したいのが、その場所でSUPをしてよいかどうかです。
海であっても、
- 遊泳区域
- 船舶の航路
- 漁業が行われている場所
- SUPなどの利用が制限されているエリア
などがあります。
「海だからどこでも大丈夫」と判断するのは避けましょう。
管理施設や自治体、現地のスクールなどから情報を集めておくと安心です。
その場所のローカルルールを確認する
SUPやサーフィンでは、全国共通の注意点だけでなく、その場所ならではのローカルルールが存在することがあります。
初めて利用する場所なら、
- どこから海へ入るのか
- SUPをしてよいエリアはどこか
- 入ってはいけない場所はあるか
- サーファーとエリアを分けているか
- 特別な注意事項はあるか
などを確認しておきましょう。
分からない場合は、そのエリアを知っているサーフショップやSUPスクールなどで確認する方法もあります。
知らずにルールを破ってしまうより、最初に聞いておく方がお互いに気持ちよく楽しめます。
混雑している場所を避けて周囲と距離を取る
SUP初心者ほど、人の多い場所は避けるのがおすすめです。
ボードを思った方向へ動かすことに慣れていない状態では、突然バランスを崩したり、止まりたい場所で止まれなかったりすることもあります。
SUPを楽しむときは、
- できるだけ人が少ない場所を選ぶ
- 他の人と十分な距離を取る
- 近づいた場合は無理をせず譲る
という3点を意識しましょう。
上手に波へ乗ること以上に、周囲と譲り合う気持ちが大切です。
落水してもSUPボードを周囲へ流さない
SUPでは、慣れている人でも落水することがあります。
問題は落ちることそのものではなく、そのときにボードが周囲へ流れてしまうことです。
特に波のある場所で大きなボードが流されれば、他の人にぶつかる危険があります。
普段から、
「落ちた場合にボードがどう動くか」
「周囲に人がいないか」
まで意識しておきましょう。
自分のレベルではボードを安全に扱うのが難しいと感じたら、人の多い場所へ入らない判断も必要です。
リーシュコードなど安全装備を確認する
SUPでは安全装備も重要です。
リーシュコードや浮力体など、必要となる装備は場所や遊び方、水域の状況によって異なります。
ただ装備を持っていれば安心というわけではありません。
川、海、波のある場所などでは状況が異なるため、現地のルールやインストラクターの指示に従い、その環境に適した装備を選ぶことが大切です。
初心者の場合は自己判断だけで準備せず、最初にスクールなどで必要な装備を確認すると安心です。
初心者はインストラクターや経験者から習う
SUPは初心者でも始めやすいマリンスポーツですが、最初から一人で海へ出るのはおすすめできません。
ボードの上に立てたとしても、
- パドルの操作
- 曲がり方
- 止まり方
- 落水したときの戻り方
- 周囲への注意
- 風が強くなったときの判断
など、覚えておきたいことがいくつもあります。
初心者向けのSUPスクールなどで基本を教われば、間違った操作や危険な行動も減らせます。
最初に基本を身につけることは、自分だけでなく周囲の人の安全を守ることにもつながります。
SUPで事故を防ぐために知っておきたい注意点
SUPが嫌われないためには、マナーだけでなく安全面への配慮も欠かせません。
一見すると穏やかな海でも、天候や風が変われば状況は一気に変化します。
初心者ほど「まだ大丈夫」と無理をせず、安全を最優先にしましょう。
SUPは風や波の影響を受けやすい
SUPは水面に浮かぶボードの上に立っているため、風や波の影響を受けます。
特に風が強くなると、自分では戻っているつもりなのに思うように進めないことがあります。
海岸から見ると大した風ではないように感じても、沖へ出ると状況が違う場合もあります。
初心者のうちは、穏やかな条件で練習し、天候や海況が悪くなりそうな日は無理をしないことが重要です。
SUPは船から見えにくいことがある
SUPは立って乗るため目立つように感じますが、広い海の中では船から発見されにくい場合があります。
特に沖へ出るほど、船舶との距離や周囲の状況に注意しなければなりません。
船の航路へむやみに入らないことはもちろん、初心者が必要以上に沖まで出ることも避けた方が安心です。
「自分から船が見えるから、相手からも自分が見えているだろう」と思い込まないようにしましょう。
SUPのお勉強。SUPはサーファーからウケが悪いのか。ボーダーがスキーヤーから嫌われるようなもんかな。やったことがないとイヤさがわかんないんだよなぁ。
— きをすけ (@kiwo_s) July 11, 2020
流される危険があるため無理をしない
SUPで特に怖いのが、気が付かないうちに岸から離されてしまうことです。
行きは簡単に進めても、風向きや流れによっては帰りに苦労する場合があります。
疲れてから戻ろうとしても、思うようにパドルを漕げないこともあるでしょう。
そのため、
「もう少し沖へ行けそう」
と思っても、初心者のうちは余裕を持ったところで引き返すことが大切です。
自然相手のスポーツでは、無理をしない判断も技術の一つです。
そもそもSUPとは?初心者でも楽しめるマリンスポーツ

SUPとは「Stand Up Paddle」の略称として広く使われているマリンアクティビティです。
大きめのボードの上に立ち、パドルを使って水面を進みます。
サーフィンのように波へ乗るだけでなく、穏やかな海や湖などをゆっくり進む楽しみ方もあります。
ボードには浮力があり、比較的安定しやすいため、初心者でも挑戦しやすいことが人気の理由の一つです。
慣れてくると、海の上を歩いているような感覚で景色を楽しめます。
また、バランスを取りながらパドルを動かすため、自然と体全体を使うのもSUPの特徴です。
ただし「初心者向け=危険がない」という意味ではありません。
最初は安全な環境で基本操作を覚え、少しずつ楽しみ方を広げていきましょう。
初心者でも楽しめるSUPの遊び方

SUPの魅力は、ただ水面を漕いで進むだけではありません。
基本操作に慣れてくると、さまざまな楽しみ方ができます。
安全や地域のルールを確認したうえで、自分に合ったスタイルを探してみましょう。
SUPフィッシング
SUPを使って釣りを楽しむ方法もあります。
陸からでは届かないポイントへ移動し、自分でボードを漕いで釣り場へ向かうのはSUPならではの楽しみです。
魚が釣れれば、自分で漕いでポイントへ行った分だけ達成感も大きくなります。
ただし、釣り道具を積むことで通常のSUPとはバランスや動き方も変わります。
初心者のうちは、まずSUPそのものの操作に十分慣れてから挑戦した方が安心です。
SUPヨガ
SUPの上でヨガを楽しむ「SUPヨガ」も人気の楽しみ方の一つです。
水面に浮かぶボードはわずかに揺れるため、陸上とは違ったバランス感覚が必要になります。
自然の景色を眺めながら体を動かせるので、開放感を楽しめるのも魅力です。
最初は立った状態で無理なポーズに挑戦せず、SUPヨガの体験プログラムなどを利用するのも良いでしょう。
愛犬と楽しむSUP
SUPに慣れてくると、愛犬と一緒に乗って楽しむ方もいます。
水面を進みながら愛犬と過ごす時間は、家族にとって特別な思い出になるでしょう。
ただし、すべての犬が水やSUPを楽しめるとは限りません。
愛犬の性格や体調を考え、無理に乗せないことが大切です。
また、人だけでSUPをする場合以上にバランスが変わるため、飼い主自身が十分SUPに慣れてから挑戦しましょう。
まとめ|SUPはルールとマナーを守れば楽しめる
今回は、SUPが嫌われる理由やサーファーとのトラブルを避けるためのマナー、安全に楽しむ方法について紹介しました。
SUPそのものが嫌われているというより、
- 波を独占する
- 前乗りや横取りをする
- 混雑した場所へ無理に入る
- サーファーの進路を塞ぐ
- 周囲との距離を取らない
- ローカルルールを守らない
といった行動が「SUPは迷惑」「SUPは危ない」という印象につながりやすいと考えた方がよいでしょう。
反対にいえば、周囲へ配慮し、ルールとマナーを守ればSUPは十分楽しめます。
これからSUPを始める方は、まず人の少ない安全な場所でインストラクターや経験者から基本を学びましょう。
海はSUPをする人だけの場所ではありません。
サーファー、釣り人、海水浴客、船など、さまざまな人がお互いに譲り合って利用しています。
そのことを忘れず、安全第一でSUPを楽しんでください。

