登山初心者の男性におすすめしたい服装は、体温調整が可能なものを選ぶことがポイントです。
山登りはとても気持ちがいいですよね。
無理のしない運動ともなりますし、大自然の香りと空気を体に取り込む心地よさ、また頂上に登り切った時の達成感と見下ろす景色は何事にも変え難い経験となりますよね。
私も過去、日本最高峰の富士山登山を行いましたが、頂上でのご来光を含んだ景色と登りきった時の達成感は今でも脳裏と心に刻まれているくらいです。
しかし気をつけなければならないのは登山時の服装です。
高い山の登山は、冬の時期に行うことはほとんど選択しないでしょう。となると、夏の時期や春秋を主体で登山をする方も多いはず。
季節的には、極寒とはかけ離れた夏の平地は暑い。だからといって、山も暑いとは限りません。
山の天気は変わりやすく、それは低い山でも同じことが言えます。
例え低い山といえども、侮ることはできません。
急激な天候の変化で体温を奪われてしまうなんてこともあります。
そのために登山時の服装は重要、基本はアンダー・中間着・アウターの三点を揃えることが大事です。
アンダーウェアは汗の吸収と拡散をさせるため、吸収速乾性に優れたものを着用しましょう。
スポーツ専用着がおすすめです。
中間着には保温性があるものを着用しましょう。例えばフリース生地のものやインナーダウンで薄手のものがおすすめです。
厚めのものは保温性に優れるものの、動きにくくなることからも薄手のものとしましょう。登山中の体熱で薄手でも十分に温まることが可能です。
そしてアウターの役割は雨具。急変する山の天気、雨によって服装が濡れ、体温を奪割れてしまうことを避けるため、防水・耐水性の高いものがベストです。
さて登山時の服装の基本は押さえられたと思いますが、これはNG!と言えるポイントも併せてご紹介していきますね。
登山の服装!メンズファッションのNGポイント
上着は前述の通りそれぞれに役割を持って選定しますが、意外と見落としやすいのがボトム部です。
登山時に一番動かすのは足。
草木や岩などに当たってしまったりしますが、破れないように丈夫なものでかつ動きやすいものを着用しようか悩む心理が働いてしまうのも無理はありません。
丈夫なジーパンや綿製のチノパンなどを履こうかどうか頭に浮かんだりもするでしょう。
しかし、ここは登山!確実に、登山専用のボトムウェアを着用することをおすすめします。
綿生地やジーンズ生地は確かに丈夫で動きやすいという印象がありますが、それはあくまで平地での場合。
天気の急変する山ではジーンズやチノパンの生地は雨に濡れてしまうと硬くなって動きにくくなります。
また、一度濡れてしまうと乾くのに大変時間がかかってしまいます。
平地でも突然の雨でジーパンがびしょ濡れになる経験がおありなら、濡れてしまった後は膝が曲げにくかったはずです。あの感覚が登山中ずっと続くかと思うと適しているとはいえませんよね。
同じ意味で綿製品も雨を吸い込み乾きが遅いので避けましょう。靴下も吸水性の高い綿製品は避け、登山に適した速乾性の高いものを選ぶのがベストです。
山登りの格好について、知れば知るほど平地で過ごす普段着で行くのは心配が募ってくるかもしれません。
いつも買っている普段着のブランドでは、山登りに合いそうな服装がみつからないことも。
そこで、楽チンに山登りウェアを揃えるために一番楽な方法をおすすめするなら、登山専門のお店やブランドの品で揃えることです。
続いては、メンズの登山服でおすすめのブランドをいくつかご紹介していきます。
これ選べば登山の服装は間違いない!メンズブランドおすすめ3選!
山登りの専門店や特化したブランド、お店の場合、機能性はもちろんファッション性にも優れているアイテムを数多く取り揃えています。
初級者から上級者までそれぞれに必要なアイテムが見つけられます。
Mammut(マムート)
アルプスの壮大な山々に囲まれたスイスで生まれた、150年ほどの歴史があるブランドです。
元々は登山用ロープの製造販売からスタートしたそうですが、アルプスの厳しい山々の環境に適合するために開発された登山服も機能性に優れたものが多数揃えられています。
Mammutとはドイツ語で「マンモス」の意味。
マンモスのマークがブランドロゴともなっていますので、街中でショップや売り場も目につきやすいと思います。
THE NORTH FACE
アメリカ生まれのアウトドアブランドで、冬になればダウンジャケットをきている人も多数見かけますね。
創業してから約60年近く、アウトドア業界の先駆者として登山用具・登山服から寝袋といった様々な用品を開発販売してきた老舗ブランドです。
登山ウェアは素材のバリエーションが多く、より細かい季節のニーズに合わせたものを揃えることができますよ。
mont-bell(モンベル)
名前からして海外ブランドと思いきや、1975年に大阪で創業されたこちらもアウトドアブランドとして有名な製品ですね。
登山ウェアからキャンプ用品まで、機能性に優れ価格面も良心的、と非常に人気の高いブランドです。
日本国産のブランドというのもまた安心感がありますよね。選んで間違いなしのブランドと言えます。
まとめ
軽装で登山し遭難する、といった報道を目にすることがありますが、例え低い山でも侮る事なかれ、という警鐘と言えるかも知れません。
平地でいるような感覚で登山に望むのは危険な行為です。
登りきった後の爽快感を存分に味わうためにも、充実した装備を忘れないようにしましょう!