夏と冬の狭間で迎える季節、秋。
気温も天候も過ごしやすく、四季の中で最も好きと答える方も多いのではないしょうか?
私もその内の1人です。
紅葉を始め、景色を楽しめることも秋の魅力。
この過ごしやすい秋に登山デビューを考えている方も多いのではないでしょうか?
秋は登山デビューにはもってこいの季節だと思います。
ただ、気温と天気が丁度良いというのはあくまで平野のお話。
登山では秋といえど、油断は禁物です。
この記事では、秋に登山デビューを考えている男性が気を付けるべき服装のポイントをお伝えしていきます。
登山の服装!メンズの秋のNGポイントとは?
まずおすすめの服装をご紹介する前に、秋の登山におけるNGポイントを3つご紹介します。
- 1枚の服装のみはNG
- アンダーウェアに綿100%の服はNG
- ミッドレイヤーに半袖はNG
順に詳細を説明していきます。
1枚の服装のみはNG
これは季節に限った話ではありませんが、1枚の服装でのみで登山へ行くのはNG、必ず重ね着ができるよう準備していきましょう。
「秋は丁度良い気温だからトレーナー1枚でいいのでは?」
決してそんなことはありません。
気温が丁度良いというのはあくまで平野の話です。
山では標高が1000m高くなるごとに、気温が約6.5℃低くなると言われています。
ふもとでは過ごしやすい気温だとしても、登るごとに寒くなっていきます。
私も登山をして山頂に到達した際、まるで違う国に来たかのように寒いな、と感じました。
従って登山では重ね着ができるよう準備していき、その都度服装で温度調節を行うことが基本です。
最低でも3枚は重ね着ができる準備をしておきましょう。
登山の世界ではこの3枚の服装を、肌から近い順に「アンダーウェア」「ミッドレイヤー」「アウター」と呼びます。
- アンダーウェアとは
いわゆる肌着(インナー)。汗を吸収する役割がある。 - ミッドレイヤーとは
肌着とアウターの中間に位置する服。体の保温をする役割がある。 - アウターとは
最も外側に身に着ける服であり、寒くなった際に羽織るもの。
雨・風などから体を守る役割がある。
アンダーウェアに綿100%の服はNG
アンダーウェアに綿100%の服をセレクトするのはNGです。
アンダーウェアに何を身につけるかは、登山をする上で非常に重要です。
重視するポイントは、汗対策ができるか否かです。
登山では全身を常に動かし、ずっと坂道を登り続けます。
秋のように涼しい季節でも、標高が高く寒い場所でも、運動量が多いため、汗は必ずでます。
綿100%の素材では、汗が乾きづらいです。
乾かない汗はどんどん体温を奪っていき、しまいには低体温症になってしまう恐れがあります。
私も多汗症なのですが、服の素材の違いは本当に大きいです。
速乾性のある素材だとすぐ汗が乾きますが、綿100%の素材だと汗が乾かず長時間びちゃびちゃで、濡れた箇所は次第に冷たくなっていきます。
当初は暑くても、冷たくなった服を着ていると後に寒く感じるものです。
そのため注意が必要。登るごとに寒い環境となる山ならなおさらです。
ミッドレイヤーに半袖はNG
ミッドレイヤーに半袖を着るのはNGです。
その理由は、極力肌の露出を控えた方がいいからです。
山ではもちろん虫もいますし、鋭利な枝や葉もあることでしょう。
肌を露出していると虫に刺され放題ですし、鋭利な枝や葉で皮膚を切ってしまう可能性があります。
私も虫に刺されやすい体質なのですが、半袖か長袖かで刺される数は大きく変わりますよ。
さらに、時には歩きにくい場所を歩かなくてはいけない場面も登山ではあるかと思います。
滑って転んでしまった際も、服越しの方が体に負うダメージも少ないでしょう。
また長袖で暑い時は腕をまくれば半袖になりますが、半袖で寒いと感じても長袖にすることはできません。
温度調整の観点からも、ミッドレイヤーは長袖の方が良いでしょう。
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それでは上記NGを踏まえて、各階層の服装として、おすすめをご紹介します。
アンダーウェアのおすすめ
アンダーウェアのおすすめは、ユニクロのエアリズムです。
先程もお伝えした通り、アンダーウェアの最大ミッションは汗対策。
だからこそ、吸汗性と速乾性のある服がおすすめです。
また、登山は常に動き続けることも視野に入れ、伸縮性に優れているものだとベターです。
ユニクロのエアリズムは、吸汗性、速乾性、伸縮性、どの観点からも申し分なし、
登山のアンダーウェアとしてはせひともおすすめしたいアイテムです。
ミッドレイヤーのおすすめ
ミッドレイヤーのおすすめは、フリースです。
薄手なのに保温効果もあるフリースは、寒い環境で動き続ける登山にはまさにうってつけです。
登山中に温度調節がしやすいよう、長袖かつ脱着しやすい前開きのものだとベターですね。
アウターのおすすめ
アウターのおすすめはレインウェアです。
山の天気は変わりやすく、注意が必要です。
さっきまで晴天だったのに、急に雨が降ってきた、なんてことも日常茶飯事です。
レインウェアなら保温効果もある上に、撥水素材のため防水防風も期待できます。
いつ雨が降ってきても、いつ強風が吹いても大丈夫なように、アウターはレインウェアがいいでしょう。
動きやすさの観点からも申し分なしです。
まとめ
この記事では以下の内容をご紹介しました。
- 秋の登山におけるNGポイント
- 1枚の服装のみはNG
- アンダーウェアに綿100%の服はNG
- ミッドレイヤーに半袖はNG
- 秋の登山におすすめの服装
- アンダーウェアのおすすめはユニクロのエアリズム
- ミッドレイヤーのおすすめはフリース
- アウターのおすすめはレインウェア
丁度良い気温の秋でも、服装で注意すべきことがたくさんあることが感じられたと思います。
秋は他の季節と比べると過ごしやすく、登山向きの気温であることは間違いありません。
何より秋のみ見ることができる山の紅葉の景色は絶景です!
私自身、初登山をするならどの季節がいいか聞かれたら、迷わず秋と答えます。
皆さんもぜひ楽しい、充実した登山デビューを果たしてください。