あなたはWi-Fiマークの横に書かれている
「4」「5」「6」の数字を見たことありますか?
Androidスマートフォンを
Android11にアップデートすると
Wi-Fiマークの横に数字が表示されます。
数字が表示されるかどうかは機種によりますが、
Xperiaのスマートフォンでは数字が表示されます。
この数字の意味ですが、
Wi-Fi Allianceという業界団体によると
「利用しているWi-Fi規格の
バージョン番号を意味するもの」という事です。
後に詳しく解説しますが、
簡潔にいうと、このバージョン番号が
新しいほど通信速度が速くなるということを意味します。
今回は、Wi-Fiマークの数字をお伝えするために
- 「Wi-Fi Allianceって何?」
- 「Wi-Fi規格って何?」
という基本的な点も踏まえて
詳しくWi-Fiのお話をしていきます。
Wi-Fiとは簡単にいうと何?
Wi-Fiとは?
普段「Wi-Fi(ワイファイ)」と
当たり前に言葉にしてる方も多いでしょう。
私もその一人です。
しかし「Wi-Fiとは?」と尋ねられたら、
「う~ん」と悩んでしまう方も多いかもしれません。
非常に身近で当たり前になりすぎて、
説明するのが、意外と難しいですよね。
Wi-Fiは無線LANのブランド名です。
厳密にいうとWi-Fi = 無線LANではなく、
Wi-Fiは無線LANの種類の一つです。
例えばBluetoothも無線LANの種類の一つです。
「ビルや家などの限られた範囲内にある
パソコンやスマホなどの情報機器で
データ通信できるようにしたネットワーク」
という意味で
「Local Area Network」を省略した言葉です。
Wi-Fiは当初、ブランド名であって
特に意味のない言葉でした。
ただWi-Fiに
意味を持たせないとまずいという事で、
「Wireless Fidelity(ワイヤレス・フィディリティ)」
を省略した言葉という事にしたそうです。
ちなみに和訳すると
「Wireless」は無線、
「Fidelity」は忠実度という意味だそうです。
意味からしても「Wireless Fidelity」は
無理やり「Wi-Fi」に当てた言葉みたいですね。。。
(個人の感想)
Wi-Fi Alliance(Wi-Fiアライアンス)とは
Wi-Fi Alliance(Wi-Fiアライアンス)とは
IEEE 802.11規格シリーズの
無線LAN機器が
他社製品と接続できるかを実験し、
問題なければ「Wi-Fi」という
ブランド名の使用を許可する団体です。
Wi-Fiと命名したのもWi-Fi Allianceという団体だそうです。
IEEE 802.11規格については
次の項目で説明しますが、
電気屋さんで売っている
Wi-Fiルーターの箱に書いてある
「IEEE802.11ac(省略して11ac)」
などの文字を見たことはあるのではないでしょうか?
その文字と番号の組み合わせです。
Wi-Fiの規格とは何?数字の意味はなに?
Wi-Fiの規格ですが、早い話
新しい規格ほど通信速度が速い
と考えればよいと思います。
厳密には規格によっては
障害物に強い・電子レンジなどに
干渉されやすいなどの特徴もありますが、
最大の特徴は通信速度の違いですね。
Wi-Fiの規格は
IEEE802.11○○
という規格名だったのですが、
わかりづらいので
以下のように数字の「4」「5」「6」を
割り振ったそうです。
Wi-Fiマークの数字は
Wi-Fiの規格という事になります。
数字が大きければ
最新のWi-Fi規格になり通信速度が速くなります。
・IEEE802.11ac (2014年1月リリース) → Wi-Fi5
・IEEE802.11ax (2021年2月リリース) → Wi-Fi6
ちなみに1~3と7以降は未定義だそうです。
IEEE802.11nよりも
古いWi-Fi規格がありますので、
その規格に1~3を割り当てる予定なのかもしれません。
またIEEE802.11○○という規格名は、
なくなったわけではなく、
ナンバリング方式と併用するという事です。
まとめ
現在のIT社会ではWi-Fiは欠かせないものとなっています。
しかしWi-Fiマークやルーターなどに
様々な数字や文字が記載されていますが、
それが何なのか説明していない事が多いですね。
Wi-Fiルーターなど
Wi-Fi関連機器を購入するときには
Wi-Fiマークの数字の意味を覚えておくと
選ぶときに見方が変わると思います!
ぜひお役立てください。