山登りしてると、だんだんリュックが重りに感じてくるんだよね…。
何か軽くなる方法ないの?!
登山に欠かせないリュック、途中で必要な物を取り出そうとしたら取り出しにくくて困った!という経験はありませんか?
実はそのお悩み、リュックに物を入れる時に工夫をすれば解決しちゃうのです。
ここではまず抑えておきたい3つの入れ方のコツを伝授します。
これでパッと想像できれば、ばっちりです。
そのままパッキングを進めていきましょう!
もしも、コツがイマイチ想像しずらい場合は、詳しく見ていくので参考にしてみてくださいね。
まず抑えておきたい3つの入れ方のコツを伝授します。
登山リュックの詰め方、甘く見てない?!使いやすい入れ方
登山リュックの詰め方のポイントは次の3でした。
- 使う頻度が多いものは一番上へ
- 縦に詰めていく
- スタッフバッグに入れる
それぞれ具体的にコツを見ていきます。
使う頻度が多いものは一番上へ
ます一つ目は「使う頻度が多いものは一番上へ」です。
これは基本中の基本と言えるかもしれません。
使いたいものが下の方にあると探すのにも時間がかかりますし、そこから取り出すのも苦労しますよね。
すぐに使わない物は一番下に、行動中に使うものは一番上または外ポケットに入れるようにしましょう。
縦に詰めていく
二つ目は「縦に詰めていく」です。
ただ闇雲に物を入れればいいというわけではありません。
一段目・二段目・三段目という感じで縦に入れていきましょう。
縦に物を入れるメリットとしては
- リュックの中を見た時に中が見やすい
- 横よりも縦の方がリュックの形に沿って高密度に荷物が入るので安定感が増す
という点があります。
スタッフバッグに入れる
三つ目は「スタッフバッグに入れる」です。
スタッフバッグとは小分け用の袋のことです。
物がバラバラだと一つ一つ物を探すことになるので大変になってしまいます。
ジャンルごとに分けておけば、どこに何があるのかわかりやすくなるのでその分手間が減りますよ。
スタッフバッグも様々な物がありますが、
- 防水仕様(雨対策)
- 様々な収容サイズ(用途別に)
- 色は明るいもの(暗い場所でも見えるように)
という上記のポイントをクリアしている物を選びましょう。
用途別に分けて収納すれば更に分かりやすくなります。
リュックが軽く感じる詰め方のコツは?
登山で必要な物はたくさんありますが、重くて移動が大変になってしまってはいけません。
いかにリュックの荷物を軽くして移動をしやすくするか、というのが登山をする上で大きな鍵となります。
リュックが軽く感じる為の物の入れ方のコツは「重い物を背中の近くに入れる」です。
背中に近いほど重いものを、か!
不思議!なんでかな?
これには重心が大きく関係しています。
重い物を背中付近に入れることで身体が揺さぶられるのを抑えるることができます。
その結果として、余計な体力を使わずに済むので疲れにくくなる、というわけなんです。
後ほど、ここを詳しくお話します。
意外とやりがちなNG
荷造りをする時に間違えがちなことがあります。
それは「軽いものを上に詰める」ことです。
リュックの構造上、最も力が伝わるのは肩甲骨の裏あたりに接する部分です。
なので「最も重い物は肩のあたりに接する部分に入れる」という事に気をつけてパッキングしましょう。
重い物を上にしたらその下の荷物が潰れるのでは?と心配されるかもしれません。
が、ここはポイントで、軽いけど嵩張る着替えなどを入れておくといいと思います。
リュックの詰め方は、重心に秘密がある!どういうこと?
上記で荷物を軽く感じさせる為の詰め方には、リュックへの力の伝わり方や重心が関わっていることをお伝えしました。
なぜ背中側に重い物を入れるか詳しくお話していきます。
なぜ背中側に重いものを配置する方が良いの?
これは、リュックを背負った時に身体の重心の上に荷物の重心がくるので歩行が安定しやすくなるからです。
逆にこのようにパッキングしないとリュック内の重心が体から離れるため、身体が引っ張られるような感覚になます。
そうなってしまうと歩行時にザックに振り回されるようになり、体が安定しません。
私もパッキングの際に重い物を下に入れがちでしたが、下に入れることで後ろに引っ張られるような感覚になり転倒しそうになった経験があります。
登山は地形も様々なため、場所によってかかってくる重心も変わってきます。
どんな地形でも安定して歩けるように、重心に気をつけながらパッキングをしてみましょう。
まとめ
今回は登山の際の荷物の詰め方についてご紹介してきました。
これまでの流れを抑えながら改めて説明すると、
- 登山目的を考え本当に必要なものをリストアップ
- 極力重いものは避けて軽量化
- 分類化してスタッフバッグに入れる
- 使用頻度が低く軽い物を下に、使用頻度が高く重い物は上に
- 背中側に重い物を
- 左右のバランスも気にしながら縦に入れていく
という感じになります。
こうしてみると意外と気をつけなければいけないことがたくさんあって、知らなかったことも多かったのではないでしょうか。
実際に背負ってみてその違いに驚くかもしれません。
快適に登山を楽しむためにも、これまでに挙げたポイントを抑えてパッキングをしてみてください。