唐揚げのグランプリ金賞を獲った品を最近食べました。
めっちゃ美味しかったです。
から揚げって、幅広い世代に人気ありますよね。
ここ最近、特にから揚げ専門店を
あちこちで見かけるようになりました。
それもそのはず。
2020年に調査会社が調べたところによると、
から揚げの市場は前年比で23%増加しているそうです。
そんなから揚げ専門店、
「から揚げグランプリ金賞受賞!」
の文言を見かけた方も多いはず。
数多くの専門店の中で金賞を受賞するとは、
素晴らしい努力のたまもの…と思いきや、
実はいたるところで、金賞受賞の文字が…!
自分の住んでいる付近に
たまたま競合店が多いのか?と思うかもしれません。
実のところは金賞を受けたお店が多い、というのが真相であるようです。
どういうこと?!特別じゃないの?!
秘密がありました…。
唐揚げのグランプリ金賞、多いよね?なぜなの?!
そもそも
「から揚げグランプリ」というのは一体何なのか。
まずはそこを紐解く必要がありそうです。
から揚げグランプリは「日本唐揚協会」
と呼ばれる一般社団法人が開催しています。
「日本一うまいから揚げ店を決める」
というグランプリですね。
このグランプリは、
2011年に第1回を開催してから不定期に実施。
2022年で第13回を迎えています。
キッコーセイからあげです。
第13回からあげグランプリにエントリーしています。
皆様の応援よろしくお願いします‼️ pic.twitter.com/CFZkxi7ZLR— 栩内伸治 (@N0zD0IV5EvfRKgh) February 15, 2022
第1回目は、
5部門に分けて最高金賞1店を選出した
狭き門のような選出でした。
しかし、第2回以降は
最高金賞1店は変わらずながら、
その下に金賞部門を設け始めました。
この金賞受賞店がキモです。
実はこの金賞受賞店、各部門に数店あり、
年を追うごとに部門が細かく分かれていき、
金賞受賞店の数も自然に増えていったという背景があります。
考えてみれば、から揚げには味付けが様々ありますよね。
醤油タレ・塩タレから手羽先、チキン南蛮。
このように味付けごとに、
格付けをしていくことも納得といえます。
そして味付け以外にも
東日本・中日本・西日本といった地域分け、
そしてその地域の中での各味付けの格付けなど
回を追うことに非常に細分化が進んでいってます。
【最高金賞】は今も昔も常に各部門で1店です。
しかし【金賞】は各部門数店、
直近の2021年第12回では107店が金賞を受賞しています。
こういう経緯があったので、
自然と金賞受賞店も増えていく
というのが実情だったんです。
内情を良く把握していない私たちは
ついつい「金賞受賞!」の文字に惹かれてしまいます。
実際良く見てみれば
【中日本醤油ダレ部門】のような文言も
一緒に書かれているでしょう。
背景を知ってしまえば大したことない!
と感じるかもしれません。
しかしそれでも金賞は金賞。
お店の人が一人でも多くの人に
美味しく食べてほしい!という思いが
味の通たちをうならせたわけです。
味に間違いは無し!なのは、過言ではありません!
実際、美味しいですしね…!
唐揚げグランプリ金賞の審査方法は?どうやって金賞獲る?
グランプリ主催者は「一般社団法人 日本唐揚協会」と呼ばれる団体です。
この団体は、
「から揚げを愛する人々の団体であるとともに、
から揚げを通じて世界平和を担う団体」
を目指されています。
マルハニチロやキッコーマン等、
から揚げに関連する名だたる企業も協賛。
から揚げの普及を純粋に願って
真剣に活動していることがうかがえますね。
グランプリの概要は
まずお店からのエントリーを
受け付けすることからスタート。
あとは一般消費者が
ネット上で投票を行うことで
賞の選定を行う形です。
しかし投票者全員が同じ
1ポイントとなるわけではありません。
唐揚協会が実施する
「唐揚検定」に合格した人間を
「カラアゲニスト」として認定しています。
カラアゲニストが投票した場合、
ポイントは、5ポイントが入る仕組みとなっています。
各お店も
- 一般大衆に幅広く受ける味を狙うか
- 舌の肥えたプロと呼べるカラアゲニストの1票の重みを狙うか
戦略が試されるグランプリともいえるかもしれません。
もちろん、一般客もカラアゲニストにも
感動を与える味であれば高得点、
最高金賞の栄誉が狙えることは間違いないでしょう。
まとめ
「から揚げを目の前にすると大半の人が笑顔になる」
これは、日本唐揚協会の主張です。
確かに、唐揚げはうまい…。
納得の声が多そうです。
「から揚げグランプリ」は
真剣にから揚げの普及を取り組んでいる
協会が実施するグランプリです。
金賞も非常に大きな栄誉であると思いますし、
また多くの人が支持する味であることの裏付けとも言えます。
今まで何の気なしに見ていた「金賞受賞!」の看板。
味に偽りなしと感じて、惜しみなく味わってみてください!