iPhoneにはセキュリティ対策のためのソフトの必要性は低いといえます。
その理由は以下の通りです。
iPhoneにセキュリティソフト導入の必要性が低い理由
1:App Store
iPhoneのアプリはすべて「App Store」よりダウンロードする仕組みとなっています。
App Store上で提供されているすべてのアプリは、ストアに並ぶ前に必ずApple社の厳しいチェックをうけることとなります。
Appleの審査基準にはウイルスに関しての項目もあり、ウイルスの含まれたアプリはまず審査に通りません。
そのためそもそも、アプリから感染すること自体が考えにくい構造となっているといえるのです。
2:OSのセキュリティの高さ
iPhoneのシステムを動かすオペレーティングシステム(OS)であるiOSはプログラム上の不具合などによる情報セキュリティ上の欠陥、つまり脆弱性が過去より指摘されてきました。
その都度、OS自体をバージョンアップすることで脆弱性に対処してきたのも事実です。
iPhoneユーザーは頻繁にアップデート通知が来ることを身をもって体験していますが、頻繁にアップデートを促し常にOSを最新バージョンへと保つことを薦められます。
常に脆弱性をクリアにしてOSを最新バージョンに保つ手法が、結果としてOSのセキュリティの高さへとつながっているのです。
皆様、サイバー攻撃の流れ弾を食らわない為に
— polaris💉M💉M💉M (@Polaris_sky) February 28, 2022
▼PCのOSは最新のパッチ適用
▼ウイルス対策ソフトのパターンファイルは最新化
▼家庭の無線LANルータのファームウェアの最新化
▼利用している会員サイト等は2段階認証設定、できなければパスワードを複雑化
▼変なリンクは踏まない
を徹底しましょう。
ただそれでもiPhone用のセキュリティソフトが市場に供給されているのを目にした方も多いのではないでしょうか。
セキュリティの高さは記載の通り期待ができるものですが、100%安全とは言い切れません。
特にフィッシング詐欺やワンクリック詐欺といった外部からのE-mail等を起因としたものにはどうしても弱いため、それらを防ぐためにセキュリティソフトが供給されています。
ついうっかり誘導に引っかかって個人情報を入力したり、ウイルスに感染させられたりすることは避けたいですよね。そんな時はセキュリティソフトを入れればより安心です。
有料のものがベストですが、無料でもそれなりの効果が見込めるものはないのでしょうか?
iPhoneで使えるセキュリティソフト/無料版はある?
・Avira Free Mobile Security for iOS
日本語に対応したアプリで、無料で使える機能が他の無料アプリよりも多いのが良い点として挙げられています。
主な機能は以下の通りです。
- VPN機能(100MB/1日)
・簡単に言えば暗号化された通信となる
【Virtual Private Network】と呼ばれる機能が100MBの通信数まで使用できます。
・無制限にする場合は有料となります。 - 盗難対策
- ネットワークスキャナー
- 端末分析ツール
- 写真ストレージ管理ツール
- 連絡先バックアップ機能
・Lookout
アメリカのセキュリティソフトメーカーLookout社の提供するソフトで、iOS専用に作られたものとなるようです。
Just in! 🗞️ TX-RAMP Authorizes the Lookout Security Platform for Level 2 Certification, the highest tier of authorization.
— Lookout (@Lookout) July 12, 2022
We now offer accessible #ZeroTrust tools to Texas state agencies, institutions of higher education and local government entities. https://t.co/wt9tgeLpHJ pic.twitter.com/0X1j5632lb
主な機能としては
- iPhoneの探知機能
- セキュリティ監視機能
- 連絡先バックアップ機能
などで、iPhone専用の為使い勝手も優れておりアメリカでは高い評価を得ているソフト
となっているようです。
こちらも有料会員となれば様々な機能が付加されます。
しかし、やはり満足のいくものを求めるのであれば有料のものとなってくるのではと
言えるでしょう。
欲しい人向け!iPhoneのセキュリティソフト比較!どういう対策出来る?
さて有料のセキュリティソフトといえば名前を一度は聞いたことがあるかもしれないものばかりかもしれませんが、以下ご紹介します。
・Norton Mobile Security iOS版
パスワードを安全・便利に管理する機能及び安全にウエブサイトを閲覧するためのセーフブラウザ機能がメインとなります。盗難紛失対策機能も備わっています。
フィッシング詐欺サイト等の危険性があるものをブロックしてくれます。
使用料 :3,024円/年
・ウイルスバスター モバイル
フィッシング詐欺サイトなどの危険なウェブサイトを探知すると警告画面を出すセーフブラウザ機能、詐欺メッセージ対策、FacebookやTwitter等のSNSのプライバシー設定チェック、WiFiの安全性チェック等の機能が使用できます。
Instagramでプレゼントに応募したら、偽アカウントからDMきてた💦
応募期間まだ先だし、文章も違和感あったから怪しいな〜と思ってたら、ウイルスバスターが頑なにブロックしてくれた👍✨ありがとう🙏✨助かった〜✨#ウイルスバスター #ウイルスバスターモバイル pic.twitter.com/chSTcqSiUl— おと (@otomochio) March 4, 2021
使用料 : 3,065円/年
・カスペルスキーfor iOS
2021年7月に発売と最も最新のソフトとなります。
危険サイト対策・WiFi安全性診断、アカウント不正流出チェックなどの機能があり、価格
面は最も安いですが機能面では無料アプリなどでも保管出来たり、iOS自身のセキュリテ
ィの高さから料金を払ってまでといわれると悩ましいところではあります。
使用料 : 2,200円/年
まとめ
iPhoneへのセキュリティ対策ソフト、何を入れるかは本当悩ましいですね。
iOS自体を最新バージョンとすることでセキュリティ性は向上するのは間違いありません
し、有料セキュリティソフトについている機能が最初から備わっていたりもします。
しかし、かといって100%脅威を防げるという保証もありませんので、ベストな方法は自宅
PCのセキュリティソフト導入と同時にiPhoneにもインストールしてしまうことでしょう
か。
筆者もPCへのインストール時にiPhoneにもウイルスバスターをインストールしておりま
す。
iPhoneには気休めかもしれませんが、PC・モバイルと同時に安心を付加できたといった点
では高くはない買い物でした。