2022年4月現在、以下の都市が
2030年冬季オリンピック開催に立候補を検討しています。
- カナダ ・・・ バンクーバー
- アメリカ ・・・ ソルトレイクシティ
- スペイン ・・・ バルセロナ・ピレネー 及び カタリューニャ・アラゴン
- ウクライナ ・・・ リヴィウ
- カザフスタン ・・・ アルマトイ
- ドイツ ・・・ シュマルカルデン
- フランス ・・・ サヴォイ
- ボスニア・ヘルツェゴビナ ・・・ サラエボ
次回のオリンピックがどこになるのか、
今から楽しみですね^^
さて今回は日本も候補地に挙がっているのか、
そして、開催地の決め方や日本の反応などを見ていきます。
2030年冬季オリンピックの候補地はどこ?日本は候補に挙がっている?
![](https://zen-tokyo.jp/wp-content/uploads/2022/04/2030冬季オリンピック1.jpg)
日本では、
1972年に冬季オリンピックが開催された
札幌市が再び立候補を予定しております。
もし決定すれば58年ぶりの開催となりますね。
札幌は過去1984年にも
2度目のオリンピック招致を図っていましたが敗退。
同年は当時ユーゴスラビアのサラエボで開催されました。
そして2026年の
冬季オリンピック招致を目指したものの、
北海道新幹線の札幌延伸事業や
北海道担振東部地震による被害など諸事情により断念。
あらためて2030年の開催招致を目指しています。
2022年は北京で開催された冬季オリンピック、
アスリートたちの戦いに
寒い時期の日本も熱い気持ちにしてくれましたよね。
なお次回2026年のオリンピック開催地は、
イタリアはミラノ・コルティナダンペッツォとなっています。
2022年4月時点では
2030年開催地の決定はしておりませんが、
その決定はいつどこで行われるのでしょうか?
2030年冬季オリンピックの開催地はいつどこで決まるの?
![](https://zen-tokyo.jp/wp-content/uploads/2022/04/2030冬季オリンピック2.jpg)
2030年開催の冬季オリンピック開催地は、
2023年インドのムンバイで開催を予定している
第140次IOC(国際オリンピック委員会)総会で決定される予定です。
オリンピック候補地の決め方
いつの間にかテレビで各開催地の
決定報道を目にすることが多く感じますが、
IOC総会は1年に1〜2回定期総会を開催しています。
そして夏季・冬季オリンピックの開催地は
その開催年の7年前に、
開催立候補国以外の場所で決定することとなっています。
決定はIOC委員115名の投票で決定、
過半数を獲得した都市が栄えある開催地となります。
1回で決まらなかった場合は
最下位の候補地を落選させ、
残った候補地で再投票。
過半数が出るまで落選と投票を繰り返すそうです。
2020年夏季オリンピック招致時の2013年、
日本は国を挙げて様々なプロモーションを
実施していたのは記憶に新しいですが、
毎回数多くの候補地が出る中で残ることは
並大抵のことではないでしょう。
今回の札幌も前述の通りライバルが多く、
すでに開催を経験した場所から初候補の場所と様々です。
ただ日本国民としては、
自国開催を強く望むところですが
札幌での開催や反対の声が
少なからずあることも否定できない事実です。
札幌オリンピック2030年の開催への反対・懸念の声も。
![](https://zen-tokyo.jp/wp-content/uploads/2022/04/2030冬季オリンピック3.jpg)
オリンピックは世界各国から
選手・観客と多数の訪問者が訪れること、
世界中の人が報道を通じ
その場所を目にすることからも
開催地の特徴を世界にアピールするには
絶好の機会と言えます。
しかし、開催に伴い施設の整備、
新設といった莫大な負担がかかることもまた事実。
また一度作ったものは管理が必要。
オリンピック終了後の維持・管理については
その開催場所の自治体が
事実上負担しなければならないという面も持っています。
場所の整備、施設の建設から終了後の維持管理。
全額ではありませんが、費用の負担は
その自治体の税金が使われることもあり、
税金の無駄遣いであると感じる方も少なくありません。
実際、立候補は見送りとなりましたが
2026年の大会招致を目指した2014年、
札幌市民1万人を対象としたアンケート調査では
反対の声が2割ほどという結果となっていました。
また2020年東京オリンピックでは
終了後に経費を精査した結果、
1兆円を超えてしまったことが判明しています。
これは招致以前に見込まれていた
経費の約2倍となっており、
このような結果もオリンピック招致に対して
懸念の声が上がっている原因の一つと言えるでしょう。
まとめ
今回は2030年のオリンピック各国、日本の候補地についてみていきました。
- 2022年4月現在は8か国と日本が立候補。
- 2030年冬季オリンピック開催地は、2023年インドのムンバイ第140次IOC総会にて決定を予定。
- 日本の立候補地は札幌だが反対の声も懸念される。
オリンピックの負の面として取り沙汰される経費面。
決して無視できない要因ですが
世界中の注目関心を集める都市となることもまた事実。
特に2020年に世界中を襲った流行病の影響で
様々な職業の方々が苦戦しました。
明るい未来を見出せない中、
オリンピック招致は大きな希望、
明るい話題となることもまた事実だと言えます。
アスリート・観客ともに
スポーツを通じて心を震わせられる。
これこそがオリンピック開催の
最大の意義ではないでしょうか。
そのためにも運営をうまく行い、
誰もが満足できるような場を提供することこそが
立候補地の義務ではないかと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。