QRコードは今や、私たちの生活にとって
無くてはならないものとなっています。
コンビニ、コンサートや飛行機のチケット購入。
そしてウエブサイトへのアクセスや
キャッシュレス決済などに使われているQRコード。
ありとあらゆる分野で使われています。
あの、白と黒の四角い模様を見ない日はないくらいですよね~。
そんな日常的になっているQRコードは誰が発明したのかと気になりませんか?
実は私も知らなかったのですが、日本人なのです。
- 原 昌宏(はら まさひろ)氏。
- 1957年生まれ
- 日本の工学者
この記事では難しく思われがちな
QRコードについて詳しく簡単にご紹介したいと思います。
QRコードはなぜ発明された?その理由や経緯が素晴らしすぎた
QRコードの生みの親である原氏は、
愛知県に本社を置く「デンソー」の技術者。
当時はQRコードがまだこの世に存在しない頃、
バーコードで部品管理をしていたそうなのですが、
バーコードにはこんな弱点があるのです。
- 読みとる時に方向をきちんと合わせなければならない。
- 正確な角度で読み取り機をかざさないと認識されない。
確かにそうですよね。
スーパーでバーコードが読み取ってもらえず、
「ピッ!ピッ!」となかなか進まない状況を…
イライラしちゃいます!
結局は読み込みできなくて、
店員さんが長い数字を手入力する羽目に。
バーコードはこれが当たり前だと思っていましたが、原氏は違います。
発明のきっかけはなんと!
- 作業効率を良くしたい
- 作業員の疲労による不平不満を解消してあげたい
いずれは、取り扱える情報量が
少ないバーコード(1次元コード)の
限界が来ると予想していたのもあり、
高速で読み取れるQRコード(二次元コード)の
開発を思いついたそうなのです。
しかし、発明はそう簡単にはいかないもの。
二次元コードの位置や向きを機械が
正確に読み取る必要があるのですが、
ここが難問で、高速で認識する
あの模様の発見にかなりの苦労があったそうです。
これらの苦労が多くの情報を
一発で読み取ることできるQRコードの開発に至ったのですね~。
QRコードとはそもそもなんだ?簡単にわかりやすく説明してみました
QRコードが世の中に出たのは、1994年。
そもそもQRコードはどんなものかご存知でしょうか。
まずは、正式名称から発表しましょう!
「クイックレスポンス」
英語の意味では… 素早い受け答え
素晴らしいネーミングですね~。改めて、実感です。
では、QRコードは改めてどんなものなのでしょう?
- バーコードでは難しかった漢字やかなも登録できる。
- 数字だと約7000文字を登録することできる。
- 360度、どこからでもスキャンすることができる。
凄いですよね~。
バーコードだと英数字で最大20文字程度しか入らず。
しかもちゃんと角度を守らないと
読み取ってくれないものが、
高速で7000文字を読み取る事ができるのですよ~。
なんと!情報量はバーコードの200倍!
そして、QRコードを
携帯のカメラで読み取るだけで
ウエブサイトにアクセスできるのは、
サイトのURLなどが四角の並びに変身しているからだそう。
さらに驚きなのは、QRコードを大きくしたり
四角の大きさを細くすると、
文字数の範囲なら無限のパターンを作れるそうなのです。
私も初めてQRコードを見て、実際に使った時は
こんなものが誰でも使える時代になったのかと感動したものです。
面白いのが、このQRコードのデザイン。
ヒントになったのが
原氏が昼休憩の遊びだった「囲碁」からだそうです。
天才は遊びからヒントが生まれるのですね~。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
日本人である一人の工学者が開発したQRコード。
20年以上たった今でも、
高速でデータを読み取れる二次元コードは、
発明されていないそうです。
それだけ、素晴らしい開発をされた証ですよね~。
この素晴らしいQRコードをあえて特許をオープンにしているのです。
その訳は、「QRコードが普及するように」と。
特許がオープンしたことで、
これからいろんなアイデアで
どのように使われるのか、楽しみな部分でもありますね。
私自身も、携帯やパソコンなどで
気が付けばQRコードは生活の一部のように使っています。
もうすっかり身近なものになっているのですね~。
便利なQRコードを開発して頂いた原氏に感謝したいと思います。
この記事で少しでも気になる事が解消されたなら幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。