円安のメリットって個人や庶民にあるとは思えないけど本当にない?

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2022年7月現在円安が急激に進んでいますよね。

20年ぶりに1ドル138円台にまで突入をし、
今後どこまで円安が進むかは予想ができません。

そんな円安ですがどうして円安が進むのでしょうか?

我々個人一般庶民にはどのような良いことが起こるか気になりますよね。

ここでは円安になる理由やメリットなどについて解説をしていきます!

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円安になる理由は?最近と今までの違いはある?

ここ最近は急激に円安が進んでいます。

しかし考えてみればどうしてここまで円安が進んでいるのでしょうか?

その理由としては日米による金融政策の違いが挙げられます。

詳しく解説をしていきます。

日米による金融政策の違い

世界では変動為替が採用されており、
お金の価値は相対的なものとなっています。

なので社会情勢や政策によって円安や円高などが変わり、
その中で経済発展を続けてきました。

日本の状況

現在、日本では金融緩和が続けられています。

こちらは企業での借入の資金や
住宅ローンの金利が安く設定することで、
市場に出回るお金を増やして消費を促す狙いがあります。

日本は長い間、
賃金が上がらないデフレに苦しんでいますから、
市場に出回るお金を増やして好景気に転じようということですね。

アメリカの状況

一方アメリカでは
物価の上昇が続くインフレが発生をしており、
金融引き締め政策が行われています。

こちらは銀行の金利などを上げることによって
市場に出回るお金を少なくして物価を下げる狙いがあります。

現時点で日米間では全く逆状態

このように現在日米間では全く逆の金融政策が行われています。

その結果、日本では金利が安く
銀行に預けていてもメリットが薄いため、
金利の高いアメリカドルを買って資産運用をする人増えています。

その結果、円が大量に売られる結果となり、
どんどん値崩れ、つまり円安が進んでいる
というわけですね。

これに加えて、最近の円安と今までと違う点では社会情勢の混乱です。

もともとエネルギーや食料においては
日本は輸入頼りになっていました。

それがここ数年のご時世の世界的に混乱によって、
輸入差し止めになりエネルギーや食料が貴重なものとなりました。

その結果デフレで賃金が上がらないのに、
生活必要物資が値上がりするという
「スタグフレーション」という状況に陥っています。

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円安になると海外旅行にメリットってあるんですか?

円安ですが如実に影響を感じるのが海外旅行になります。

円安の場合、海外旅行に行く時にメリットはあるのでしょうか?

結論から言えば、はっきり言ってありません。

詳しく解説をしていきます。

円安というのは円の価値が低いということです。

現在1ドル136円ほどになっていますが、
これは海外で1ドルのものを買うのに
円だと138円かかる
ということです。

これが1ドル100円の円高になったとしましょう。

円高の場合には1ドルのものを買うのに
100円しかかからなく、円の価値が高い
ということになります。

つまり海外旅行でアメリカに行った際に、
円安の場合は手持ちの円で換えられるドルが少なくなり、
何を買うにも高くなってしまいます。

海外の立場から見るメリットがある

円安ですがメリットとしては海外から見た場合、
日本のものが安くなるわけですから海外旅行者が増えたり、
海外で日本の製品が売れるなどのメリット
があります。

しかし、これは企業間での経済活動でのメリットであり、
個人や庶民では円安のメリットは
ほとんど受けることはありません。

今後社会がどのように変化していくかは分かりませんが、
早く円安がおさまって、好景気になってもらいたいですね…

まとめ

現在日本では急激な円安が進んでいます。

その理由としては日米間の金融政策の違いになり、
今後も円安がさらに進む可能性があります。

特に日本の場合、円安に加えてデフレ、
そして物価上昇まで重なっており、
一般市民にとってスタグフレーションという
非常に辛い状況になっています。

円安の場合、海外旅行にほとんどメリットはありません。

というより個人や庶民の場合、
円安ではほとんどメリットはないと思った方がいいでしょう。

この経済混乱はまだまだ続きそうですし、
一体いつになったら日本は好景気になるのでしょう。

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