カールというのはそもそもなに?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
2万年前に氷河期の氷で削りとられた、おわん型の地形のことを指します。日本には中央アルプスにある「千畳敷カール」が有名ですね。
千畳敷カールは四季折々で美しい景色が広がっていることで全国から登山客、観光客が訪れます。
千畳敷カールの紅葉、見頃は?
千畳敷カールは高山植物の宝庫として知られています。
紅葉は、例年9月下旬~10月上旬頃が見頃となっており、10月頃に行かれるのがおすすめです。
約40分で周遊できる遊歩道が整備されています。
駒ケ岳ロープウエイから見える紅葉は山肌一面が黄金色に輝く景色で、
紅葉が楽しめるロープウエイ全国1位に選ばれたことがあります。
また、景色だけではなく日本一高い場所にあるホテル「ホテル千畳敷」には2017年7月にオープンした「2612Café」には雪解け水で入れたコーヒーや、中央アルプスのふもとに位地する日帰り温泉「信州駒ケ根高原 草太郎温泉 こまくさの湯」では露天風呂から中央アルプス紅葉を一望できます。
千畳敷カールをライブカメラでみたい
なかなか行くに行けないという方には、ライブカメラで千畳敷カールの絶景を見られます。
中央アルプス千畳敷カール側ライブカメラは長野県駒ケ根市赤穗に設置された千畳敷カールが見えるライブカメラです。また、南アルプス側の様子をチェックすることができます。
また、中央アルプス、南アルプスの様子を昭和伊南総合病院のライブカメラより見ることができます。
※ https://www.chuo-alps.com/mountain-climbing/live-camera/
絶景を楽しむこともできますが、行って紅葉を見たいというかたにも、山の天気は変わりやすいので何か所か見られるというのはとてもありがたいですね。
千畳敷カールのお天気、気を付けることは?
標高2600メートルを超える千畳敷カールの気温は真夏の7月8月でも最高気温は20℃ぐらいの涼しさです。そして厳冬の2月は-20℃を下回ります。
ですから、気温は普段暮らしている場所とはだいぶ違うことを認識してください。平地の服装よりも厚着をしていくか、重ね着を出来るように持っていくことをおすすめします。
天気はライブカメラで確認することもできますし、てんきとくらすなどのレジャースポット専用のサイトで確認することもできます。
千畳敷カールでの登山ルート
千畳敷カールは登山客も多く訪れます。というのも、中央アルプスにあるからですね。そこで、とくに千畳敷カールを見られるルートを中心に紹介します。
千畳敷から木曽駒ケ岳
千畳敷駅~乗越浄土(約50分)
千畳敷駅までは駒ケ岳ロープウエイをしるび平駅から歩いて8分。
そこから駒ケ岳方面にむけて登山開始します。高山植物を見ながら遊歩道を進めば、コースの中で一番の難所の八丁坂です。ごつごつした岩場を進むと乗越浄土に到着します。
初心者で登山と千畳敷カールをどちらも楽しみたいかたにはいいですね。必ず登山をする際には登山届をだすようにしてください。
また、ロープウエイは時期に寄って混んでしまい、待ち時間が発生することもありますので、その辺はきちんと頭にいれて利用することをおすすめします。
登山はちょっとという方にも、千畳敷カールは遊歩道が整備されているので楽しめることが可能です。
千畳敷カールへのアクセス
首都圏からもアクセスのいい千畳敷カール。駒ケ根へのアクセスは高速バスが便利です。
東京方面 …
新宿から3時間30分→駒ケ根I.C 立川から3時間15分→駒ケ根I.C
名古屋方面 …
名古屋から2時間30分→駒ケ根I.C
吹田I.C→小牧JCT 4時間30分→駒ケ根I.C
マイカーでお越しの場合は駒ケ根I.Cより先にある、菅野台バスセンターに駐車をすることが出来ます。しかし、それより先には車両はいけないので注意してください。
駐車料金
普通自動車・・・1回600円
バイク・・・1回200円
大型バス・・・1日1500円
マイクロバス・・・1日1500円
キャンピングカー・・・1日1500円
電車の場合は、駒ケ根駅から路線バスを利用して、菅の大バスセンターまで行くことが可能です。
今がちょうど紅葉の見ごろを迎えている千畳敷カール。ぜひ一度足を運んでみて、その絶景を楽しみたいですね。